論理回路デザイン
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遅延の移動とは

記述変更での対応1

記述変更での対応2

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結果を得るまでのレイテンシの増加に問題がないのなら、FFを挿入し途中の信号をたたいておけば安心です。Stall系のファンアウトが大きい場合は、FIFOでたたきます。
[2]
遅延を考慮した設計はするのですが、それでも予期せぬ遅延オーバーに見舞われることがあります。この微調整の手法はそう言った場面で重宝します。
[3]
EDAツールによっては遅延に関するアドバイスをしてくれるはずですが、人間の手を使った職人芸の方がまだよさそうに思えます。そのうち自動的に遅延調整してくれるでしょう。意外にできるが元の論理と不一致することを怖がっているとか。
[4]
バスが絡むと論理深度より、配線の複雑さが遅延に与える影響度を増します。これらはロジックコーン(FFの出発点が拡大し多くに影響を与える)の問題です。経験的に、ピンときたらFF出しFF受けをします。このテクニックはそれらを行うに当たって役立つと思います。