画像処理IP
IPEパッケージ
基本画像処理IP(COMP)
- comp(Frame Composer)は、座標変換・空間変換・色空間変換の画像処理部品をセットにしたIPです。
- 1画素(4要素)/サイクルの性能を持ち、画像処理の基本操作をほぼカバーします。
- 座標変換と色空間変換はテーブル方式を採用しており、GPUに近い柔軟性を持ちます。
- 各機能は直交しており、組み合わせ自由です。基本だけでなく、高度な画像処理にも対応します。
拡張画像処理IP(FFT)
- fft(Frame FFT)は、画像処理を対象にした周波数変換IPです。DFT, DCTの双方向の変換に対応します。
- Radix-4型の演算器により、1サンプルあたり1/4 log4N(N=1024なら1.25サイクル)の高い変換性能を持ちます。
- 任意設定のウィンドウ関数を変換前にかけることができます。
- 各内部演算は半精度浮動小数点(16bit)で、入出力はcompやP-Cubeに合わすことができます。
- 2D変換は何回かに分けて実行します。その際、変換位置をテーブルによって逐次指定することもできます。
拡張画像処理IP(LABEL)
- label(Frame Label)は、画像内の各図形のプロファイルを取るためのIPです。
- 4連結もしくは8連結の領域分割とID化を行い、それぞれのIDの面積, 外周長, オイラー数を一度に計算することができます。
- 面積フィルタを通して、少ない画素のIDをカットすることができます 。
- 画像を2回走査する方式を採用しているので、0.5画素/サイクルの性能になります。
拡張画像処理IP(TRACE)
- trace(Frame Trace)は、画像の小さいエリア(7x7)のマッチングを検査するIPです。
- 探索中心ならびに探索範囲はプログラマブルです。線形補間して1以下の精度のマッチングを取ることもできます。
- SAD(Sum of absolute difference)を用い、1サイクルに9回のマッチングを検査します。